平成19年度

第3回

ヒトES細胞をめぐる国内外の動きと再生医療および新薬開発への応用

中辻 憲夫

京都大学 再生医科学研究所 所長

21/7/2007

講演動画

本公演の映像公開はございません。

講演概要

ヒト胚性幹細胞(ES細胞)の再生医療への応用が注目されている。莫大な数の細胞を無尽蔵に供給する能力を持つだけでなく、体を作るすべての種類の細胞と組織に分化して作り出す能力、すなわち無限増殖性と多分化能が、様々な医学応用のために注目される理由である。また新薬開発や安全性試験、毒性試験にもヒト細胞の使用が不可欠である。ヒト組織細胞の入手と供給には大きな制限があるが、ES細胞の場合には特定の試験目的のために遺伝子改変を行った細胞を大量に作ることも可能である。ES細胞はなぜ万能細胞と呼ばれるのか。その答えは、無限の増殖能力と、殆どすべての種類の細胞を作り出せる多分化能、これら両方を持つ唯一の細胞だからである。 参考文献:中辻憲夫「ヒトES細胞 なぜ万能か」岩波科学ライブラリー(2002)

概要・略歴

https://www.nii.ac.jp/userdata/karuizawa/H19/karuizawa2007_3.pdf

資料

https://www.nii.ac.jp/userdata/karuizawa/H19/070721_3rdlec.pdf

知と美のハーモニーページ

https://www.nii.ac.jp/about/publication/harmony/#harmony6

NII webページ

https://www.nii.ac.jp/event/karuizawa/2007/