令和1年度
第1回
本公演の映像公開はございません。
ヒトの病気や成長に遺伝と環境どちらが重要かは古くからの問です。遺伝子が大切であることはDNAの二重らせん構造の発見以来明らかにされてきましたが、多くの病気(特に高血圧や糖尿病などの生活習慣病)では環境要因(食事や運動など)の歪によって発症することが分かっています。 本講演では国民病ともいわれる高血圧に焦点を当て、どのように環境要因(塩の過剰摂取など)がかかわるのかを解き明かします。更に、高血圧は脳卒中や心筋梗塞を発症させ死に至らしめるだけでなく、認知症の原因にもなることから、その予防法についてもお話ししたいと考えています。