平成16年度
第2回
本公演の映像公開はございません。
教養という言葉はすでに死語になりつつある。教養とはかつて特定の階層の人々がもっていなければならない人との付き合い方、つまり作法の一つであったから、その階層がなくなった今は教養という言葉だけが生き残っている。大学でも教養教育という言葉で、単なる知識の習得を目指している。いま教養という言葉を使うとすれば、現代社会のありかたに立って、考え直さなければならない。その意味で現代における教養のあり方についてをお話しいただきました。