平成17年度
第5回
本公演の映像公開はございません。
講演者は、6年間勤めた京都大学総長を平成15年12月に退任したが、その間に500編余の文章を書いた。そこから30編を選んで1冊にまとめ、「学術無窮」という表題をつけて出版した(非売品)。そこでは、新入生や卒業生に対する激励などの言葉のほかに、21世紀学術の本質、西洋と日本の学問的考え方の違いと特徴、美・芸術の大切さなどについても論じている。ちょっぴりとした哲学も存在する。さらに国立大学の変革のまっただ中にあって、大学改革についての考え方、これからの大学のあり方などについても意見を述べた。1997年から6年間に論じたこういった課題について、講演者の人生観をまじえてお話しいただきました。