平成18年度

第1回

安心・安全な社会のために

森山 眞弓

衆議院議員

13/5/2006

講演動画

本公演の映像公開はございません。

講演概要

平成13年4月に就任早々、金正男と思われる人物の不法入国、熊本地方裁判所のハンセン病に関する判決があり、さらに池田小学校での児童殺傷事件と毎月相次いで大きな事件が起こりました。 さらに3年かけて検討してきた司法制度改革審議会の報告が出され、3年間の時限で、推進本部が設けられ、精力的に作業が始まりました。在職中だけで50本の新法ができました。例えば法科大学院、国民参加の裁判員制度などです。一方犯罪の多発、凶悪化、若年化などが目立ち、外国人犯罪も増してきました。警察の人員、装備が追いつかず、犯人を収容する刑務所なども満員を大幅にこえています。 昨年末、幼児誘拐殺人事件が起きましたが、これに近所の大人たちや老人クラブなどがこのような事件を防ぐために協力する体制が整い、自治体もこれをサポートする仕組みが出来てきました。 最近新しい問題として、犯罪被害者対策が注目され、基本法ができ、対策要綱が閣議決定されました。人身取引対策も、クローズアップされ、総合的な対策が決定し、必要な法改正がされ、予算もつけられています。さらに、刑期を終了した者、又は仮釈放された者の再犯を防止するための対策、あるいは薬物中毒者、性犯罪者などに必要な特別の措置について検討が具体的にすすめられています。 何れにせよ、世界一治安の良い日本を取り戻すため国民の協力も不可欠です。安心、安全な社会は、自分たちの手で作るのだという気持ちが何より大切だとお話しいただきました。

概要・略歴

https://www.nii.ac.jp/userdata/karuizawa/H18/karuizawa2006_1.pdf

資料

知と美のハーモニーページ

https://www.nii.ac.jp/about/publication/harmony/#harmony5

NII webページ

https://www.nii.ac.jp/event/karuizawa/2006/