平成20年度

第2回

生体システムの論理モデルと人工知能

井上 克巳

国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 教授

27/9/2008

講演動画

本公演の映像公開はございません。

講演概要

生命系を深く理解するためには、各構成要素を部分とするシステム全体の性質について知ることが必要になります。このため、生命・細胞・生体をシステムとして理解しようというシステム生物学という学問分野が、最近注目を浴びていています。とくに、細胞内構成要素の遺伝制御・シグナル伝達・代謝において形成されるネットワーク(パスウェイ)における、物質間の複雑な相互作用を解明することが研究の目標となります。 私たちは、異種多様な情報を統合するインタフェースとして、論理を用いたモデリングが有効であると考え、生体システムの論理モデル構築を目指しています。論理モデルを用いると、観測結果を説明するための仮説を不完全な知識から生成することが可能となり、酵素反応の状態推定や、ある物質の生成に関与している代謝経路を特定する問題が論理的に解けるようになります。本講演では、こうした論理アプローチによる取り組みを紹介しました。

概要・略歴

資料

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NII webページ

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