平成21年度
第2回
本公演の映像公開はございません。
本講演では、NICT・MASTARプロジェクト・言語基盤グループでWebから自動構築している概念辞書の概要、および、それを用いた価値ある情報の発見、創出、伝達を目指したツールについて述べる。また、今後の更なる研究の発展の方向として、多数のユーザが参加し、半自動で概念辞書を拡張する試み、および、そのためのツール、サーバー群についても述べる。すでに、概念辞書は一個人の持つ知識をある面で遥かに凌駕するデータを含んでおり、意外でありながら価値ある情報、しかもWeb上にある生きた情報へのアクセスを可能とする。こうしたデータが構造化され、容易にアクセス可能な形で大規模に蓄積されるということは歴史的に見ても嘗てないことであり、その意味するところについても議論をしてみたい。