平成22年度
第2回
本公演の映像公開はございません。
科学者として、コミュニケーションの機会があるとすれば、それは通常学会であり、相手は「同僚」つまりは「同文化」の仲間である。しかし、研究の内容が高度になればなるほど、同文化の仲間の数は減る。そうでない相手、とりわけ非専門家を相手にした科学者は、およそ異言語・異文化のなかで途方に暮れる旅人さながらになる。これではいけないと、科学コミュニケーターあるいは科学インタープリターと称する人材を養成するプログラムが五年前に始まった。科学情報を如何に伝えるか、それは音楽の演奏に通うところがある?