平成22年度
第3回
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時間の経過に伴って状態が連続変化したり、状態や方程式系自体が離散変化したりするハイブリッドシステムの記述には、これまでオートマトンやペトリネットを拡張した枠組が主に用いられてきた。これに対して我々は、不確実値の扱い、演算結果の保証、シミュレーションと検証の統合などの観点から、制約概念を活用した宣言的モデリング言語HydLaの枠組および処理系の構築を進めている。本講演では、ソフトウェア科学の立場からのハイブリッドシステムへの取組みの意義と上記研究の現状を紹介し、高信頼なサイバーフィジカルシステム実現に向けて理論計算機科学およびソフトウェア研究が取り組むべき課題を考える。